深谷徳幸

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「B・DRIVE CS -ver.s-」について

以前より、極稀ですが「ICS FACTORY -custom shop-」製品を販売いたしておりました。ありがたい事に、いつも即ご売約としていただいておりました。そんな中、皆様より多く寄せられたご意見として「もうちょっとcustom shop製品が買える様にしてほしい」といただいておりました。そこで、ICS FACTORY、3年目突入を機に今までとは異なり、ある程度の数を製作するcustom shop製品をリリースいたします!勿論、販売を望んでいただければ、お取り扱い店様にも納品させていただきます!第1弾といたしまして、「B・DRIVE CS -ver.s-」をリリースいたします。まず「B・DRIVE」につきまして。よく勘違いされてしまっている事に「B・DRIVE」が、OVD-1のクローンペダルだと思われている方がいらっしゃいます。「B・DRIVE」は、ベーシックな回路として、OVD-1をモチーフとしていますが、中身は大きく異なります。なのでOVD-1のクローンペダルをご希望の方はお気を付け下さい。どの様な点を狙ったのかと言いますと、私自身、OVD-1のクローンペダルを作りました。その時感じた事は、「あれ?こんなにこもった感じ?」「分離感あまりよくない。。。」です。B・DRIVEを設計するにあたって、その点は意識しました。なので、OVD-1のクローンペダルを手にされて、私と同じ印象から納得できていらっしゃらない方にはおすすめできます。今回、更にcustom shop製となって回路上変更になった箇所に触れていきます。今回「ver.s」となっております。これはレギュラー品の頃にあった、3モードを廃止してシリコンクリッピングだけに絞った事からネーミングされています。何故、シリコンクリッピングだけにしたのか?3モードですと、多彩な音が出せるメリットはありますがどうしてもそれぞれのモードでバランスをとる必要があります。どこかのモードに偏って設計すると、別のモードの音が犠牲になります。レギュラー品のB・DRIVEでは、シリコンクリッピングの時の音量が小さい事が課題でした。ですが、音量を大きくすると、元から音量の大きいLEDクリッピングが爆音になってしまう。。。そんなジレンマがありました。またシリコンクリッピングだけで言えば、もう少し明るい音色に設定したいと思いましたが、そうするとLEDクリッピングでのバランスが悪くなってしまう。。。そこで、今回「ver.s」と「ver.l」で分ける事に致しました。ver.sでは、B・DRIVEならではのサウンドを持ちながらも、モチーフとなったOVD-1のニュアンスを感じる仕上がりにしました。具体的には、音量自体を上げて、GAIN量を変更、トレブル~プレゼンスの領域をプラスして分離感を増しています。今回、custom shop製という事で、大きく変わるのが基板上のコンポーネント達です。少し紹介いたします。